ペアレントトレーニング
ペアレントトレーニングは難しい子どもの対応方法
私の先輩から教えてもらったことを伝えます。
親や支援者を守るための方法です。
子どものポテンシャルが100の場合100以上になることは無い。
子どもによっては、50が最大限である場合があります。
その50を最大限引き出せるように支援することです。
10しか出ていなかったものを50まで引き上げるのを保護者が支援する。
問題行動以外に養育者の意識を移す訓練です。
伝え方
簡潔、具体的に
見る。聞く。数える。のように実際に視覚、聴覚でも具体的に分かる方法が良いです。
×とりあえずやりなさい。何回も言ってるでしょ。
〇十数えたらやろう。一本目の木まで歩こう。車の音がしたら止まろう。
曖昧は×
養育者の感情が入ってしまう。
ダメは×
「~しよう」と肯定的な声掛け。リフレーミングでポジティブ語
褒める
良い面を増やし、悪い面を減らす。
25%ルール→25%出来たら褒める。計4回褒める→100%
行動の実況中継「~しているね。~したね。」
行動したことで良い未来になったこと伝える。
「行動してTV見る時間出来たね。」
頑張り表
叱るマインド→〇をつけることを応援する。
3つの提示(具体的指示)
①出来ている。
➁時々できている。
③出来ていない。養育者が出来て欲しいこと
3→2→1と出来ていないから出来るにアップさせて良い。
スモールステップで行う。
期間は1週間。
1週間持たない場合…3日→5日→1週間とステップ
〇目標のシール溜まったら→ご褒美
×ご褒美が物になる→物目当てになる
例 ご褒美にお菓子→ご褒美にお菓子2個→ご褒美に玩具→ご褒美にゲームと段々グレードアップして対応できなくなる。
〇体験的な事を親と一緒に出来ると良い。
例 ご褒美に一緒にお菓子作り。ご褒美に一緒に公園で砂遊び。ご褒美に一緒に近所までサイクリング
頑張り表は欄に×(出来ていない)を付けない。出来ていない場合は空欄にする。マイナスで終わるものにしない。
自分で考えさせてモチベーションをアップさせていく。
注意事項
上手くいかない→大人の期待値が高すぎる
子どもがやる気にならない→子どもの成功体験が少なすぎる。子どもにレベルが高い。
楽しくできない→大人からのプレッシャー、大人に怒られる。
大人が約束守らない→大人が毎日振り返りシールをやらない。寝る前に怒られる。日常場面と頑張り表の事項を結びつけない。切り離して頑張り表の振り返りをする。
作り方
やってほしい事を事前に説明して提示、作成する。
出来ていない時は子どもが「理解できていない」「実行力がない」
親が子どものやっている様子、取り組みを見てPDCAサイクル回す。
なぜ理解できていないか、実行力がないか具体的、簡潔になるようにスモールステップで行う。共感的に表現する。
感情→あいまいで、責める言葉になる。大人のニーズ、やってほしい事が介入してしまい、大人の操作、支配になる。
子どもの要望やメリットを考える。頑張り表に好きなキャラクターを散りばめる。一緒に準備。一方的は要求が強くなる。
デメリットを伝えすぎると、マイナスイメージになる。
子どもの変化を感じない→大人が子どもの変化を期待しすぎる→大人の関わり、思考が変わらない。
ダブルバインド
条件付けは×「~したら、~やるよ」支配的、操作的になり、成長しない。→ダブルバインド 関係悪化の伝え方になる。
タイムアウト
罰、正しいアウト。
大人が声をかけない。無視ではなく、悪い行動を注目しない。反応しない。
安全な場所でキッチンタイマー、一緒の環境にいる。
泣き叫び、息継ぎのタイミングで声掛けをする。水を飲ませる。
まとめ
ペアレントトレーニングは子どもの良好な行動を引き出すやり方です。
親を守ってくれるものにもなります。このペアレントトレーニングが両者の関係作りの武器になります。
ぜひ参考にしてやってみて下さい。
お気軽にお悩み相談してください。
コメント